結婚式の背景関東にお住まいのおふたり。ご実家は九州のため、新郎様のご実家がある大分県内で家族挙式ができる会場を探されていました。少人数でも淋しい印象にならずかつ趣ある日田の街とオーセンティックな会場の雰囲気が気に入り、当館を選ばれました。また、関東在住のため、遠隔でのお打ち合わせや、近隣での衣装試着に対応できたことも決め手となったようです。一日の流れ【ウエディングフォト】お支度後は江戸時代の風情残る街中でスナップ撮影を行いました。おふたりのご縁のきっかけでもある「本」とともに。【人前式】新郎入場ジャケット・ブートニアセレモニー新郎様の最後のお支度を親御様にお手伝いしてもらいました。新郎様の巣立ちにそっと寄り添ってもらえるとともに、今まで育ててくれてありがとうの感謝の気持ちを込めて。新婦入場ベールダウンセレモニー・紅差しの儀邪悪なものから新婦を守るための魔除け意味があるベール。ベールダウンは、新婦のこれから先の幸せな未来を願って、新婦の母が娘への最後のお支度の意味を込めて行いました。今まで大切に育ててくれた母から娘へ最後の身支度を手伝う「紅差しの儀」母親は嫁ぎ先へ送り出す娘が幸せになるように、その身に一切の災いが降りかからぬように願いながら、紅筆で丁寧に赤色をつけていきます。バトンタッチバージンロードをエスコートしてくれた父親から、新郎へと新婦のバトンタッチ。「娘を末永く宜しくお願いします」「彼女をこれから大切にします」の想いを込めて。誓いの言葉・署名・披露大切な家族に見守られる中、夫婦としての決意を込めて誓いを立てました。指輪の交換・ウエディングキス・指輪の披露承認夫婦としての新しい門出を全員に温かく見守られ、喜び一杯の中でのご退場でした。【食事会】ご家族だけの終始和やかなご会食。おふたりのことはもちろん、お互いの家族もより深く知れるかけがえのない時間となりました。【ご宿泊】ご会食後、隣接の「ホテル風早」にチェックイン。その後屋形船で日田の夜を楽しみました。おふたりからのメッセージ【思い描いていた理想のご結婚式は?】家族にとって思い出に残る温かな式にしたいと考えていました。また、自分たちの言葉で感謝を伝えられる人前式を希望しました。 【遠方での御結婚式開催でご不安はありましたか?実際に挙げてみていかがでしたか?】正直、不安はありました。一度も会場を訪問できないままオンラインでの準備のため、会場を想像したり、当方の希望イメージをお伝えすることが難しかったです。しかし、前日に会場での最終確認とヘアメイクのリハーサルにもご対応頂けたので安心して当日を迎えることができました。【こだわったこと、してよかったことは?】挙式の開始時間を遅めに設定し、午前中を写真撮影時間に充てることができました。豆田町の素敵な街並みや会場でゆっくりと撮影いただけたことは、前撮りが出来なかった我々にとっては大変有難いことでした。また、ジャケットセレモニーや紅差しの儀など、人前式ならではの儀式を取り入れることで、全員でつくりあげる式になったと思います。挙式後は屋形船や小鹿田焼の窯元を訪問し、日田の街を小旅行のように楽しむことができました。家族も思い出に残る、素晴らしい一日になったと大変喜んでいただけました。【結婚式を通じて】九州を長く離れ、普段はなかなか会えないため挙式を経て、家族の絆がより深まったように思います。九州への郷土愛も再確認できました。スタッフの皆様がとてもあたたかくオーダーメイドの式ができました。